英語論文に対するちょっとした素直な気持ち

2020年11月27日(金)21:00~
第9回元トレ@オンラインを開催しました。

今回は「フォワードランジ時の体幹位置が筋活動、バイオメカニクスに与える影響」について、運営の茂木トレーナーより英論レビューを行い、現場での活用を目標としてディスカッションを行いました。

以下リンク先から無料ダウンロードできます。
https://www.jospt.org/doi/10.2519/jospt.2008.2634?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori:rid:crossref.org&rfr_dat=cr_pub%20%200pubmed

大まかな内容としては、体幹屈曲・直立・伸展の3つの姿勢でフォワードランジを行い、床反力や筋電図、矢状面での各関節の角度や力積等を比較したというもの。

結果は以下の通り

この結果が何を意味しているか、現場でどのように活用するかについて、茂木トレーナーを中心にディスカッションを行いました。

まだそこまで論文に触れていない学生にとっては少々難しい言葉も出てきたが、前回論文レビューを行った第5回オンライン(8月9日)の時よりも、参加者も含めて一歩踏み込んだ議論が出来たのではないかと思う。

僕は英論を読むことが苦手です。

いや、まったくその通りです。

そんなんでよく専門家を名乗れるなぁ~と言われても仕方がない。
「この歳で英論も読めないのか!」と何とも情けなく不甲斐ない気持ちだが、どうこう言ってもやるしかない。

これまでにも論文に触れる環境はいくらでもあったはずだ。

ただ決して「面倒くさい」から避けていたわけではなく、ただ単に重要だと感じていなかったことが問題である。本や教科書の方が筆者の想いやハウツーまで書いてあるから、分かりやすくて読んでいて面白い。

そう思っていた。
けどそれが良くなかった。
なぜかそう気づくことができなかった。

本や教科書も良いんだけど、もっと早いうちに一次情報から読み解くことを習慣にしていたら、学びの幅も深さも全然変わっていたと思う。そして今になって英論、英語そのものに触れることが楽しいと思える。

最近そう感じる機会が増えて、そんなことを学生には伝えたいし、一緒に高めあえる仲間が欲しい。

年の功で感じることは、論文で知った内容を臨床や現場に役立てることができること、経験から「やっぱりね」という確認する機会になること。

オンラインではその辺りを言葉にすることで、参加してくれる学生さんにも一次情報に触れることの意義やその先の活用に発展する面白さ、を感じてもらえたら嬉しいです。

虚勢はっても他人の何かをパクッても頭は良くなりません。
いつかメッキが剥がれるでしょう。

潔く、分からないものは分からない。
そこから逃げずに努力をして、数年後には率先して自分の考えをアウトプットできるようになりたいなぁと思うばかりである。

そもそも元トレは一方向のセミナーではなく、自分が一番成長してやるという気持ちで始めた合同勉強会のようなものだから。引き続きどうかご指導ください。

次回は 12月20日(日)21:00

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

次回はなんと、もう来週!!
12月20日(日)21:00より【チューブの位置によりサイドステップでの臀筋群の活動が男女においてどう変化するか】について、運営の新関トレーナーより英論レビューを行います。

ご興味のある方は下記ページをご覧ください。

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