「ビーガンとアスリート」第15回元トレ@オンライン

2021年6月13日(日)21:00~
第15回元トレ@オンラインを開催しました。

今回はアスリートの食事サポート、スポーツ栄養を専門として活躍される清水愛梨さんをお招きして「ビーガンとアスリート」をテーマに開催しました。

清水 愛梨
管理栄養士 / スポーツ栄養

Instagramフォロワー3000人を超えるスポーツ栄養界注目のホープ
愛称「あいりつん」として活動中!!

https://www.instagram.com/airitsun5

ビーガン(Vegan)とは

最近よく耳にするビーガン
何となく ”野菜中心の生活” が連想されますが、実際にはどのようなものを口にしているのでしょうか。
さっそく清水さんからの出題です。

ビーガン(Vegan)「完全菜食主義者」のことで、ベジタリアンの一種として分類されています。
近年、日本でも地球市民型ベジタリアンが増加傾向にあり、地球環境保全や途上国支援を想い、菜食のライフスタイルを選択する方が増えているそうです。

ベジタリアンの中でも、動物性食品を一切口にしないピュア・ベジタリアン、つまり完全菜食主義者のことを「ビーガン」として位置付けているようです。

先ほどの問題の答えはこちら↓

ビーガンの実践

通常の食生活から動物性食品を完全に制限するということは、選べる食材が極端に減ると同時に、栄養素にも偏りが出やすくなります。

ダイエットや健康食としてのビーガンは、余計な資質やカロリーを制限することが出来ますが、身体作りに必要なたんぱく質やビタミンB12が不足しがちになるというデメリットがあります。

これからビーガンを実践する場合は以下3点にご注意ください。

1.不足しやすい栄養素はサプリメントも併用する。

ビーガンを実践している方の栄養状態を調査した研究では、特に問題なく正常範囲を満たしていたそうです。またプロテインやサプリメントを常用している方も多いそうで、その方が数値的には良かったとのことです。ポイントを抑えながら、安心してビーガンにトライしてください。

2.食材選びのストレスを減らす工夫をする。

毎日の食事が苦しいと感じていては本末転倒です。
近辺のビーガン食のショップ、レストランを把握しておきましょう。

ビーガンのレストラン掲載サイトも参考にしてください。
< https://www.happycow.net/ >

3.食材は少しずつ制限する。

長い期間をかけて挑戦する場合は、ベジタリアン分類表の外枠から始めて、徐々に制限する食材を増やしていきましょう。

最後に

ビーガンは食事制限におけるデメリットに注意が必要ですが、反対にポイントさえ押さえればメリットも多いようです。

食に関する情報に惑わされる今だからこそ、ビーガンというルール化された「食事法」を用いることで、目的に合わせた食事基準の構築に役立つのではないでしょうか。

何にしても同じことですが、目的や環境・個体差に合わせて方法を選択することが大切です。

最後に、雑食とは「命を頂いている」ということ、食への敬意と感謝の気持ちを込めて「いただきます」を言いたいと思います。

次回は 7月11日(日)21:00

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

次回は7月11日(日)21:00より「当たり動作の評価」について、運営の新関駿弥TRがスピーカーを務めます。コリジョンスポーツに関わるトレーナー、コーチの方など、多くの方におご参加いただければ幸いです。

ご興味のある方は下記ページをご覧ください。

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