「筋痙攣について」第18回元トレ@オンライン

2021年10月24日(日)21:00~
第18回元トレ@オンラインを開催しました。

今回は運営の茂木勇人TRが実際に帯同しているチームにプレゼンした内容を公開し、現場での活用を目的としてディスカッションを行いました。

なぜ筋痙攣は起こるのか

今回は特に 運動誘発性筋痙攣 にフォーカスした内容でした。
いわゆる「運動中に足が攣る」というやつです。

巷では脱水や電解質不足を疑う声をよく聞きますが、その根拠は未だはっきりとしておらず、むしろそれらは近年疑問視されているそうです。
栄養状態より「神経筋コントロールの変化」が注目されています。

リスクファクターに関しても様々な研究がされています。
コンディショニングに関わる何かしらの理由が引き金となって発症するようです。

結論はっきりしなくてもぞもぞしますが、環境や個体差による違いが大きく、その発症原因も様々であることが多いように思います。

どうやって筋痙攣を予防するか

発症メカニズムが明らかでない以上、これだ!という予防法は無いようです。

良いとされるものが色々とありますので、季節や環境、個体差に合わせて論理的思考のうえ選択するしかないと思われます。

ただし理論的には良さそうでも根拠に乏しいものもあります。
体感知で変化を実感しやすいものが人気ありそうです。
(組織の体質やビジネス色が強いものもあるような…)

限られたエビデンスの中でも可能性のありそうなものは以下の通り。

・キネシオテープ
・コンプレッションウエア
・マッサージ
・水分、電解質補給
・リハビリ、コレクティブエクササイズ
・ストレッチ
・ピクルスジュース
・マグネシウム

中でもピクルスジュースはATCの間でも多く活用されているという話題があり驚きました。
日本で使っているところは見たことがありません。

以上の話から、ケーススタディや身近なエピソードを持ち寄りながらディスカッションを行いました。
もちろん答えは出ず(苦笑)、そんな時間も楽しみながら色々妄想できる会となりました。

茂木さん、素晴らしい発表をありがとうございました!!

次回は 12月5日(日)21:00

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

次回は12月5日(日)21:00より、トレーナー活動をしながら大学院にて脳震盪の研究をされている塩原由佳さんをお招きして、「脳振盪に関する3つの研究テーマ」についてお話いただきます。

  1. 脳振盪の症状が長期化する選手にどのような特徴があるのか
  2. 脳振盪とそれ以外の傷害で、発生する時期や状況に違いがあるのか
  3. 脳振盪から復帰した後に下肢の傷害リスクが高まることに関する考察

ご興味のある方は下記ページをご覧ください。

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