第5回「元トレ@オンライン」は殿筋・顔面・熱中症を語らう

2020年8月9日(日)21:00~
第5回元トレ@オンラインを開催しました。

今回は3つのトピックについて

  • 1.殿筋エクササイズでの大殿筋と中殿筋の活性
  • 2.顔面外傷の評価
  • 3.新しい生活様式における「熱中症」の対策

1.殿筋エクササイズでの大殿筋と中殿筋の活性

今回のサムネイルにもなっている本テーマ
茂木トレーナーに分かりやすい英語論文をひとつレビューしてもらいました。

大まかな内容としては、臨床で用いる様々な難易度の殿筋エクササイズにおいて、大殿筋と中殿筋の筋電図信号の振幅を定量化して比較し、どのエクササイズが効果的であるかを検討したというもの。

結論では、中殿筋は横臥位でのヒップアブダクション、片脚スクワットやデッドリフトでは大殿筋が最大活性したということ。

研究背景や方法を加味しながら、研究や臨床でのいろんな可能性についてディスカッションを行い、大方の予定通り予定時刻を大きく超過する(笑)
殿筋、いや中殿筋を語り合うだけでも1時間では足りない、たぶん夜通しでも行ける気がする。

「中殿筋は好きですか?」
「中殿筋が好きです!」

という謎のコール&レスポンスはひと夏の思い出として心に残るであろう。

2.顔面外傷の評価

すでに時刻は22時10分、予定終了時刻を10分も超過してからいざスタート
新関トレーナー(帝京平成大学4年生)に顔面外傷の評価について発表してもらいました。

顔面は毛細血管に富んでいることから出血が多く、視覚・聴覚・味覚・嗅覚など情報を入手するためのパーツの集合体でもあり、外傷によるダメージはそれなりに大きい。
また表面だけでなく、頭頚部外傷とも併せて評価する必要があり、決して軽視できない。

スポーツ現場に関わらず、外傷は突然起こるもの。
もしもの時に困惑しないように、顔面外傷が発生した場合の緊急時対応計画(EAP:Emergency Action Plan)を作成し、自らの頭の整理だけでなく、活動する組織とも連携を取って備えておくことが大切である。

顔面外傷は損傷部位や出血の度合い、競技特性により「ベストな選択」が様々であると思うので、個人的には今回のようなディスカッションは大変参考になることが多い。

そして、僕らの学生時代と比較して本当に今の学生は知識もスキルも豊富で、今回のプレゼンでも新たな視点や刺激をもらうことができた。

3.新しい生活様式における「熱中症」の対策

時間はすでに23時、参加していただいた方々の熱意には本当に頭が下がります!
これは私から話しましたが、内容は前々回のブログで書いた内容と、実際の現場での対応について話し合いました。

なので詳細はこちらを見てください↓(投げやり)

今回も大変充実した時間を過ごすことが出来ました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

次回は 8月23日(日)21:00

次回は2週間後、8月23日(日)21:00より【通学とトレーナー活動の両立】をテーマに開催します。
大学から進学後、鍼灸の専門学校に通いながらテコンドー・パラテコンドー・陸上選手のサポートをする新堀トレーナーをスペシャルゲストにお呼びします!

ご興味のある方は下記ページをご覧ください。

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